仮想通貨を扱う上で必須と言っていいものが取引所です。
日本の国内だけで見ても取引所がたくさんあって、どこがどう違って、どれを使えばいいのかが難しいかと思います。
今回は取引所ごとの違いをまとめて、開設しておくべき取引所を紹介していきたいと思います。
Contents
どの取引所を開設しておくべきか
この問いに対して、僕はだいたい作っておくべきだと考えています。
なぜかというといくつも理由があります。
- 日本の取引所は開設するまでに時間がかかるから
- 取引所によっては新規開設を制限するところもあるから
- 通貨ごとにお得な取引所が違うから
- 開設自体は無料だから
こんなところですね。
1つずつ説明していきます。
日本の取引所は開設するまでに時間がかかるから
日本の取引所は取引所開設に本人確認が義務付けられていて、ネットで登録した後に自宅の住所宛にはがきが届き、それを本人が受け取ってから取引を開始できるようになります。なので登録をしてから取引が実際に開始できるようになるまで1~2週間程かかります。混雑してる場合もっとかかる場合もあります。
もし絶対に上がるような流れがきているのに取引所開設をしてなくて取引できず、ただチャートを眺めるだけしかできなくなってからでは遅いのです。
なのでいつでも取引できるようにあらかじめ取引所開設をしておくべきなのです。
取引所によっては新規開設を制限するところもあるから
日本の取引所ではいまのところそういった事例はありませんが、海外の取引所では新規登録者が多すぎて、一時的に新規登録をストップしたりという取引所もちらほらあります。これがしょぼい取引所かと思いきや、取引量が世界一の取引所で起こったりもしているので、それこそ早い者勝ち理論で先に作っておくべきかと思います。
通貨ごとにお得な取引所が違うから
いくつもある理由の中でこれが一番大きな理由です。
どの取引所もビットコインの取引はできますが、アルトコインと呼ばれるビットコイン以外の通貨に関しては取引所によって何を扱っているかが異なってきます。
加えて、同じ通貨でも取引手数料が異なってきたり、販売所か板取引かが異なっていて、同じタイミングで取引したとしても取引所次第で得られる利益が異なってくるのです。(販売所か板取引かについては後述します)
開設自体は無料だから
取引所開設が有料だったらかかる費用との相談になりますが、どの取引所も無料で開設でき、そして開設する際の登録も10分程度でできるので、作っておいて損はないかと思います。
僕が考えている、だいたいの取引所を開設しておくべき理由はこのようなかんじです。
では次にどの取引所を使うべきかを解説していきます。
どの取引所を使うのがいいのか
どの取引所を使うのがいいですか?という問に対しての答えは、通貨ごとに異なるだと考えています。
先程のだいたいの取引所を開設しておくべき理由にもでてきましたが、通貨ごとにお得な取引所が異なってきます。
このことを考えるにあたって知っておくべきなのは、先程後述すると書いた、販売所か板取引かが非常に重要になってきます。
どういうことかというとbitFlyerで説明します。
bitFlyerの取引のメニューがこちらです。
ビットコインに対して、「ビットコイン販売所」と「ビットコイン取引所」の2つの項目があるかと思います。
この「販売所」か「取引所」かで取引の仕方が異なってきます。
先程、販売所か板取引かと書きましたが取引所と書くとややこしいので板取引と書くようにしていました。
では「販売所」と「取引所」の違いを見ていきましょう。
bitFlyerのビットコイン販売所の画面はこのようになっています。
この画面でビットコインの売買をすることが出来ますが、右上にあるのが購入価格と売却価格で、この値段で売買をします。
これを見て分かるように、購入価格と売却価格の差が約6万円も開いています。
1BTC買ってすぐに売った場合に6万円損をします。
次にビットコイン取引所の画面です。先程の販売所のものと同じ時刻のものです。
先程のビットコイン販売所と違い価格が少しむずかしい表記になっているかと思います。
これが板取引です。
ここでの取引は人と人で取引をしていて、あるコインを100円で1枚買いたいひとと100円で1枚売りたい人がいたらそこで取引が成立、というような物々交換みたいな取引をしています。
一方、先程のビットコイン販売所ではbitFlyerと取引をしていて、bitFlyerがお店のような役割をしてくれてビットコインを売買することが出来ます。
ということを踏まえたうえでビットコイン取引所の画面を見てみましょう。
BTC/JPYの列に書いてあるのが価格です。
緑色で書かれている部分が、この価格でビットコインを売るよという価格です。左にその数量が書かれています。なので、ここでは1BTCを1,440,287円で売ってくれる人がいて、その量が約27BTCということになるので、自分の目線で考えてみると、この瞬間では1BTCあたり1,440,287円で約27BTCまで買うことが出来るというわけです。
一方赤く書かれている部分が、この価格でビットコインを買うよという価格です。同じように考えると、この瞬間で1BTCあたり1,440,005円で0.1BTCまで売ることが出来ることになりますね。
これを踏まえてみるとこの瞬間での購入価格と売却価格の差は約300円になります。
これが販売所と板取引の違いです。
このことを知らないままずっと販売所で取引していたら、より高い値段で買って、安い値段で売ることになるので知らない間に損をすることになります。
そう考えると取引所が最強じゃんって思うところですが、いくつか気をつけなければならない点があり、取引所では人と人での取引なので、自分だけでなくて他の人も行っています。なので先程では1BTCあたり1,440,005円で0.1BTCまで売ることが出来ましたが、他の人がそれで取引が成立してしまったら自分はその価格で取引するには他にその価格で買う人が現れるまで成立しません。なのでビットコイン取引所では取引量に比例して価格の変動が多くなります。慣れないうちだと全然取引が成立せずに時間だけが進んでしまうかもしれません。
このように板取引する場合は多少の慣れが必要になります。
ですが、先ほど説明した仕組みさえわかっていれば大丈夫なので販売所ではなく取引所で取引することをおすすめします。
今回はbitFlyerでのビットコインの取引を例に上げましたが、この場合は販売所も取引所もありました。
アルトコインに関しては、取引所ごとに販売所しか用意されていない通貨や取引所だけの通貨が異なってきます。
例えば、最近話題によく上がっているリップルという通貨がありますが、国内でリップルを扱っている取引所は、CoinCheckとBitBankの2つです。
CoinCheckは販売所しか用意されていません。
一方BitBankは取引所で板取引をすることが出来ます。
したがってリップルを取引したい場合はBitBankがいいわけですね。
というように通貨ごとに最適な取引所が異なってくるわけです。
国内の取引所一覧
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、ここからは取引所が何があるかとその特徴を説明していこうと思います。
bitFlyer
先程の例にも上げたbitFlyerです。国内の取引所で取引量第1位なので安心感がありますね。
扱っている通貨は、
取引所あり
・BTC(ビットコイン)
・ETH(イーサリアム)
・BCH(ビットコインキャッシュ)
販売所のみ
・ETC(イーサクラシック)
・LTC(ライトコイン)
・MONA(モナコイン)
です。
イーサリアムやビットコインキャッシュに関しては取引所が用意されていて、取引量も多いのでbitFlyerで取引するのはおすすめです。
モナコインは一時期話題になりましたが、bitFlyerでは販売所しか扱っていないので他の取引所で取引したほうがいいわけですね。
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coincheck
出川のCMでおなじみcoincheckです。
馴染みやすく使いやすいデザインでアプリのユーザー数は国内1位の取引所です。
扱っている通貨は、
取引所あり
・BTC(ビットコイン)
販売所のみ
・ETH(イーサリアム)
・ETC(イーサリアムクラシック)
・LSK(リスク)
・FCT(ファクトム)
・XMR(モネロ)
・REP(オーがー)
・XRP(リップル)
・ZEC(ジーキャッシュ)
・XEM(ネム)
・LTC(ライトコイン)
・DASH(ダッシュ)
・BCH(ビットコインキャッシュ)
というように多くのコインを扱っているのが特徴です。
ですがその多くが販売所しか用意されていないのでこれらの通貨を取引するのはおすすめしません。
しかし、貸仮想通貨やコインチェックでんきなどの他の取引所にはない機能やアプリでのチャートをウィジェットとして見れる機能など充実してるので開設しておくべきだと思います。
登録はこちらから
Zaif
Zaifも国内の取引所の有名所の1つですね。
扱っている通貨は、
取引所あり
・BTC(ビットコイン)
・ETH(イーサリアム)
・XEM(ネム)
・BCH(ビットコインキャッシュ)
・MONA(モナコイン)
トークン
COMSA(コムサ)
ZAIF(ザイフトークン)
PEPECASH(ぺぺキャッシュ)
など
というように、そこそこ多いのに加えて全てが取引所として扱っているというのが特徴です。
とくにネムとモナコインの取引所があるのがZaifだけなので、これらのコインを取引する場合はZaifで行うべきですね。
あとトークンと書きましたが、トークンというのは独自コインのようなものでZaifではこのトークンを多く扱っているのが特徴ですね。
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GMOコイン
GMOコインはあの大手企業GMOが運営する取引所です。
GMOではFXの事業も行っているのでその名残もあり、FXよりの取引所になっています。
扱っている通貨は、
販売所のみ
・BTC(ビットコイン)
・ETH(イーサリアム)
・BCH(ビットコインキャッシュ)
・LTC(ライトコイン)
・XRP(リップル)
というように販売所のみとなっています。なので普通に取引する場合はあまり使わないかなという印象ですが、レバレッジ取引をする際に25倍までレバレッジをかけることができるのでおすすめです。
大手企業のGMOなので今後扱い通貨が増えたり期待もできると思うので、とりあえず開設しておいて良いのではないかなと思います。
いまなら開設するだけで20,000Satoshi(0.00000001BTC = 1Satoshi)もらえるキャンペーンを行っているみたいです。(2018年1月21日現在)
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QUOINEX
金融庁の仮想通貨交換業登録の第一号で有名なQUOINEXです。
扱っている通貨は、
取引所あり
・BTC(ビットコイン)
・ETH(イーサリアム)
・BCH(ビットコインキャッシュ)
トークン
・QASH
となります。
QASHというトークンを扱っているのがこのQUOINEXだけになります。
QASHはこの2ヶ月で4倍ぐらいまで伸びている話題の通貨です。
登録はこちらから
まとめ
おすすめの取引所をあげていきました。今後他にもあればどんどん追加していこうと思います。