Mac
は非常に便利で、僕も以前はWindows
を使ってたものの、Mac
を使うようになってからはもうWindows
には戻れない体になってしまいました。
しかし、Mac
ユーザーにとって困る場面があるとすれば、Windowsしか対応していない物があった時だと思います。
今回はそんな場合でも、普段使ってるMac
の中にWindows
をインストールして使用することができる優れものソフトである「Boot Camp アシスタント」について
- 必要なものと費用
BootCampアシスタント
を使用してWindows10
をインストールする手順macOS
とWindows
の切替方法
を解説していこうと思います。
Contents
環境
macOS Mojave バージョン10.14.3
用意するものと費用
いくつか用意するものがあります。
使用するMac
の形式によって異なる部分もあるので確認が必要です。
以下が必要なものです。
Windows10
のISOイメージファイル(無料)Windows10
のライセンス(有料)- USBメモリ(Macの形式によっては必要)
これだけ言われても分かりづらいかと思うので1つずつ説明していきます。
Windows10のISOイメージファイル
ISOイメージファイル
というのは、要するにOS
をインストールする際に必要なファイルです。
こちらに関してはMicrosoft
の公式ページからダウンロードすることができるので、ダウンロードします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO
↓こんなかんじの画面になります
「OS」を選んで「確認」、「言語」を選んで「確認」の流れです。
↓選択すると、ダウンロードするファイルの選択画面になります。
「64-bit」か「32-bit」かを選択する画面になりますが、使用しているMac
のCPU
によって変わります。確認方法はApple
の画面に説明があるのでこちらを見て下さい。
(最近のモデルであればだいたい64bit
です)
実際にダウンロードしたときにはファイルサイズが4.5GB
あったので、それなりに時間がかかります。
※Wifi環境推奨
Windowsのライセンス
Windows
をインストールするにあたって、ライセンス
が必要になります。
ライセンス
を購入すると、プロダクトキー
が書かれているので、そちらを入力することでライセンス認証がされます。
Windows
のライセンス
は、後からでも大丈夫な仕様になっているので、いま手元にない場合には、ライセンス認証
をしてなくても、インストールして一定期間は使用することができます。
なのでインストールができて、ちゃんと動作が確認された段階でライセンス
を購入すれば大丈夫という安心感もあります。
(ライセンス買ったのに、できなかったとなったら悲劇ですからね、、)
ライセンス
を購入する場合は、以下で購入すれば、その場でプロダクトキー
がもらえるので、購入してから届くまで待たなくても大丈夫です。
USBメモリ
使用しているMac
のモデルによっては、USBメモリ
が必要な場合があります。
必要かどうかは、こちらから確認するか、BootCampアシスタント
を起動して設定をしていく途中で、USBメモリ
が必要という旨が表示されるので確認できます。
(最近のやつであればだいたい必要ないかと思います。)
USB typeC
しか使用できないMac
の場合はUSBメモリ
を使うためにアダプタも必要となります。
手順
必要なものを用意できたので、ここからは手順を説明していきます。
BootCampアシスタントを起動
まずはBootCampアシスタント
を起動していきます。
BootCampアシスタント
は、Mac
にデフォルトでインストールされているので、特にインストール作業は必要ありません。
下の画像のように、右上の虫眼鏡マークをクリックして、Spotlight検索
を起動して「boot」と打てば、おそらく一番上に表示されると思うので、そこから起動するのが簡単です。
BootCampアシスタント
が起動します。
↓説明が表示されるので読んで、「続ける」をクリックしましょう。
↓インストールにあたっての設定の画面になります。
以下の2項目設定します。
- 先程の準備でダウンロードした
ISOイメージファイル
を選択しましょう Windows
に割り当てるストレージサイズを決めます。(詳細は後述)
ストレージ
に関しては、「macOS」か「Windows」の四角の中をクリックすることでサイズを変更することができます。
ここで注意なのが、ここで決めるサイズは後から変更できません。
パーティション
というのは1つのハードディスク
を、複数のハードディスク
と認識させることです。
Mac
に備わっている1つのハードディスク
を、macOS用
とWindows用
の2つのハードディスク
として認識させる作業を行います。
一度作成した後に、例えばWindows用
で10GB
足りなくなったから、macOS用
から10GB分
移行する、というようなことはできません。`
↓Mac
を充電器につないでいないと以下のように表示されるので、充電器に接続しましょう。
↓設定がちゃんとできていると、以下のように設定を開始してくれます。
開始当初から、「予測ダウンロード時間: 残り1分」とありましたが、10分
ぐらいかかったと思います。
↓完了すると、自動で再起動が始まり、Windows
のセットアップ画面へと移行します。
Windowsのインストール
↓Windows
のセットアップを行ってきます。
言語やキーボードの設定を選んで「次へ」をクリックしましょう。
↓ライセンスコード
の入力です。
既にライセンスを購入している場合は入力して、「次へ」をクリックしましょう。
まだライセンス
を購入していない場合は、あとから入力する形で大丈夫なので、「プロダクトキーがありません」をクリックすることで次に進むことができます。
↓OS
を選択します。
今回は「Windows10 Home」を選択しました。
選択したら「次へ」をクリックして次に進みます。
↓規約が表示されるので、「同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックして次に進みます。
↓以上でセットアップは終了で、インストール作業を進めてくれるので待ちましょう。
Windowsのユーザー設定
↓Windows
のインストールが完了したので、ユーザー設定
をしていきます。
ここからはWindows
のPC
を購入したときの初期設定と同じです。
画面の誘導の通りに進めていきましょう。
ユーザー名
やパスワード
の設定をしていきます。
↓完了したらWindows
の画面になるはずです。
↑BootCampインストーラ
が自動で起動するので、インストールをしておきましょう。
インストールすることで、以下のようにBootCamp
の項目が追加されて、こちらからmacOS
の切り替えを行うことができます。
以上で完了です!
これでMac
でWindows10
を使えるようにすることができました!
設定が完了した後は
では無事インストールができましたのでインストールしたWindows10
をいじって遊びましょう!
と言いたいところですが、一応いくつか知っておいたほうがいい、確認しておいたほうがいい項目があるので見ておきましょう。
Mac
とWindows
を切り替える- デフォルトで起動するOSを設定する
BootCamp
でインストールしたWindows10
を削除する
以上かなと思います。
それぞれ別記事でまとめていますので、1つずつ整理していきます。
MacとWindowsを切り替える
BootCamp
アシスタントでは、macOS
とWindows
を同時に起動することはできないので、違うOS
を使用したい場合には、切り替えを行う必要があります。
その際のやり方は、以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
デフォルトで起動するOSを設定する
シャットダウン
してから起動した際に、Mac
の方を使いたかったのにWindows
が起動してしまう場合があります。
これはデフォルトで起動するOS
がWindows
になってしまっているので、それをMac
に切り替える必要があります。
その際のやり方は、以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
BootCampでインストールしたWindows10を削除する
インストールしたもののやっぱりいらなくなってしまった、ということはあるかと思います。
そのまま放置していても問題ないのですが、パーティション
を区切っていて、Mac
で本来使えたストレージ
の容量を分けているので、その分を無駄にしてしまうというデメリットもあります。
消したいって思った人向けに、以下の記事でやり方をまとめていますので、参考にしてみてください。
まとめ
今回は、BootCampアシスタント
でMac
にWindows10
をインストールするやり方に関してまとめていきました。
難しそうに見えて、意外と簡単ということがわかっていただけたらうれしいです。